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サンプル1(Hello World)

ここでは、一番最初にすべき、プロジェクトの作成、 アプリケーションウィンドウの作成、イベントプロシージャの作成を行います。 ウィンドウに表示されるボタンを押すと、HelloWorld と表示される、 初歩的なサンプルです。
サンプルのソースコードは、samples/hello/hello.prj です。アプリケーション ビルダで読み込んでコンパイルしてみてください。
  • プロジェクトの作成
    [プロジェクト]メニューの[新規プロジェクト]を選び、 プロジェクト名を hello 、プロジェクト種別を[通常のアプリケーション]で作成します。
  • アプリケーションウィンドウの作成
    [ファイル]メニューの[新規ウィンドウ]を選び、 通常のウィンドウ、プロジェクトに登録、newwin000 で作成します。
  • オブジェクトの配置
    作成された、アプリケーションウィンドウに、ボタンオブジェクト(WSCvbtn)を配置します。 [表示]メニューの[オブジェクト]を選び、オブジェクトボックスを表示します。
    オブジェクトボックスの[Commands]タブを選択し、左上に存在する、WSCvbtn オブジェクト (BTNアイコン)をドラッグして、アプリケーションウィンドウ上にドロップします。
    次に、プロパティ等を設定してアプリケーションウィンドウの体裁を整えます。



[アプリケーションウィンドウの様子]

  • イベントプロシージャの作成
    配置されたボタンオブジェクトを選択して、 [編集]メニューの[プロシージャ編集/プロシージャ新規作成]を選び、 プロシージャを作成します。
    ここでは、起動関数名に btn_proc としておきましょう。起動トリガは、 WSEV_ACTIVATE を指定します。
    次にひな型作成ボタンをクリックして、ひな型を作成します。
  • イベントプロシージャの編集
    イベントプロシージャが作成できたら、次は、関数の記述です。 イベントプロシージャ new_ep を選択した状態で、 [編集]メニューの[プロシージャ編集/プロシージャ編集]を選び、 エディタを立ち上げます。
    ここでは、1回目のクリックで、ボタンに Hello World が表示され、 2回目のクリックで、アプリケーションが終了するプログラムを書いてみます。
#include <WScom.h>
#include <WSCfunctionList.h>
#include <WSCbase.h>
//----------------------------------------------------------
//Function for the event procedure
//----------------------------------------------------------
void btn_proc(WSCbase* object){
  //do something...
  static long cnt = 0;
  if (cnt == 0){
    object->setProperty(WSNlabelString,"Hello World.");
    cnt++;
  }else{
    exit(0);
  }
}
static WSCfunctionRegister  op("btn_proc",(void*)btn_proc);
  • プロジェクトの保存
    [プロジェクト]メニューの[プロジェクト保存]を選び、プロジェクトを保存します。
  • プロジェクトのビルド
    [ビルド]メニューの[ビルドオール]を選び、プロジェクトをビルドします。 無事ビルドし終えたら、実行してみましょう。



[アプリケーション実行の様子]


Document Release 3.00

For Use with Wide Studio Release 3.00, Summper 2002


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