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クラスの型
WSCtextField
メソッド関数仕様
getTextFrame 関数の説明
- 書式
- WSCbase* getTextFrame()
- 機能
- テキストフィールド内部の複数行入力テキストオブジェクト
(WSCvmifield クラス)を返します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 内部の複数行入力テキストオブジェクト。
- 注意
-
- サンプル
-
//内部の WSCvifieldインスタンスを取得するには、次のようにします。
WSCbase* ifield = newtext_000->getTextFrame();
addString 関数の説明
- 書式
- void addString(char* var,long encoding = WS_EN_DEFAULT)
- 機能
- 現在表示中の文字列に指定した文字列を追記します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)char* var | 追加したい文字列 |
(in)long encoding | 文字列のエンコーディング |
エンコーディングは、
省略すると WS_EN_DEFAULTが指定されます。
指定できるエンコーディングは、WSCstring(char*,long) を
参照ください。
- 返値
- なし。
- 注意
- 文字列を置き換えたい場合は、プロパティ WSNlabelString を
用いてください。
- サンプル
-
//現在表示中の文字列に指定された文字列を追加します。
newtext_000->addString("文字列の追加");
getBuf 関数の説明
- 書式
- WSCushort* getBuf()
- 機能
- 内部のテキストバッファを返します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- テキストバッファ。
- 注意
- 返されたバッファを開放してはいけません。
また、キー入力が行われ、バッファの内容が変更されると、
領域は無効となります。したがって、
この関数が返す領域の永続的な利用は避け、
なるべく、他の領域にコピーしてください。
このバッファの内容は、UCS2 コードです。
- サンプル
-
//現在表示中の文字列のUCS2文字列バッファを取得します。
WSCushort* buf = newtext_000->getBuf();
onActivate 関数の説明
- 書式
- void onActivate()
- 機能
- スクロールバーでのスクロール完了した場合に
実行されます。
- 処理
- アプリケーションは、トリガ(WSEV_ACTIVATE)による
イベントプロシージャを用いる変わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、スクロールに関する
イベント処理を行うことができます。
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void new_class::onActivate(){
//一連のスクロール動作が完了した場合に行う処理を記述します。
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onActivate();
}
onValueChange 関数の説明
- 書式
- void onValueChange()
- 機能
- 文字列が入力され、変化した場合に
実行されます。
- 処理
- アプリケーションは、トリガ(WSEV_VALUE_CH)による
イベントプロシージャを用いる変わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、文字列入力に関する
イベント処理を行うことができます。
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
void new_class::onValueChange(){
//入力が行われ、文字列が変更された場合に行う処理を記述します。
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onValueChange();
}
onKey() 関数の説明
- 書式
- void onKey(WSDkeyboard* keyboard,WSCbool keydown);
- 機能
- キーボードが押下または離された場合に
onKey( )関数が実行されます。
- 処理
- アプリケーションは、トリガ
(WSEV_KEY_PRESS/WSEV_KEY_RELEASE)による
イベントプロシージャを用いる変わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、キーボード入力に関する
イベント処理を行うことができます。
- 引数
-
(in)WSDkeyboard* keyboard | キーボードインスタンス |
(in)WSCbool keydown | True = Press、False = Release |
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
void new_class::onKey(WSDkeyboard* keyboard,WSCbool keydown){
//キー入力された場合に呼び出されます。
if (keydown != False){ //キー押下
//キーの取得
long key = keyboard->getKey();
//入力文字列の取得
WSCstring str = keyboard->getText();
}
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onKey(keyboard,keydown);
}
onKeyHook() 関数の説明
- 書式
- void onKeyHook(WSDkeyboard* keyboard);
- 機能
- キーボードをフックします。キーボード入力が行われた場合、
onKeyHook( )関数が実行されます。
- 処理
- アプリケーションは、トリガ
(WSEV_KEY_HOOK)による
イベントプロシージャを用いる変わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、キーボード入力に関する
イベント処理を行うことができます。
- 引数
-
(in)WSDkeyboard* keyboard | キーボードインスタンス |
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
void new_class::onKeyHook(WSDkeyboard* keyboard){
//キー入力された場合に呼び出されます。
//入力文字列の取得
WSCstring str = keyboard->getText();
//keyboard->setText(...) で、文字列を置き換えることで、
//文字列入力を操作することができます。
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onKeyHook(keyboard);
}
replaceSelectedString() 関数の説明
- 書式
- void replaceSelectedString(char* str,long encoding = WS_EN_DEFAULT);
- 機能
- 選択された状態の文字列を指定された文字列で置き換えます。
- 処理
-
- 引数
-
(in)char* str | 置換後の文字列 |
(in)long encoding | 文字列のエンコーディング |
エンコーディングは、
省略すると WS_EN_DEFAULTが指定されます。
指定できるエンコーディングは、WSCstring(char*,long) を
参照ください。
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
//現在選択状態にある文字列を指定した文字列で置換します。
newtext_000->replaceSelectedString("置換文字列");
getSelectedString() 関数の説明
- 書式
- WSCstring getSelectedString()
- 機能
- 選択された状態の文字列を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 選択文字列
- 注意
-
- サンプル
-
//現在選択状態にある文字列を取得します。
WSCstring stext = newtext_000->getSelectedString();
getString() 関数の説明
- 書式
- WSCstring getString()
- 機能
- 入力文字列を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 入力文字列
- 注意
-
- サンプル
-
//現在の入力文字列を取得します。
WSCstring text = newtext_000->getString();
deleteSelectedString() 関数の説明
- 書式
- void deleteSelectedString()
- 機能
- 選択文字列を削除します。
- 処理
- 選択された文字列の部分だけ削除します。
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
//現在選択状態にある文字列を削除します。
newtext_000->deleteSelectedString();
setSelect() 関数の説明
- 書式
- long setSelect(long pos,long len)
- 機能
- 指定された位置の文字列を選択状態にします。
- 処理
- 文字位置 pos から指定された長さの文字列を選択状態にします。
- 引数
-
(in)long pos | 文字列開始位置 |
(in)long len | 文字列長 |
- 返値
- WS_NO_ERR= 正常、それ以外はエラー。
- 注意
-
- サンプル
-
//指定した位置の文字列を選択状態にします。
//例えば先頭から5文字目までを選択状態にするには次のようにします。
newtext_000->setSelectedString(0,5);
getSelectedPos() 関数の説明
- 書式
- long setSelectedPos()
- 機能
- 選択文字列の先頭からの文字数を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 先頭からの文字数
- 注意
-
- サンプル
-
//選択状態にある文字列の先頭からの文字数を取得します。
long pos = newtext_000->setSelectedPos();
getLines() 関数の説明
- 書式
- long setLines()
- 機能
- 行数を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 行数
- 注意
-
- サンプル
-
//現在の入力文字列の行数を取得します。
long pos = newtext_000->getLines();
getTopLine() 関数の説明
- 書式
- long getTopLine()
- 機能
- 現在表示中の最上段の行を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 表示中の最上段の行
- 注意
-
- サンプル
-
//現在、最上段に表示されている入力文字列の行を取得します。
long pos = newtext_000->getTopLine();
setTopLine() 関数の説明
- 書式
- long setTopLine(long line)
- 機能
- 最上段の行を指定し、スクロールさせます。
- 処理
-
- 引数
-
- 返値
- WS_NO_ERR= 正常、それ以外はエラー。
- 注意
-
- サンプル
-
//最上段に表示すべき入力文字列の行を指定します。
//たとえば、11行目を最上段にスクロールさせたい場合は次のように指定します。
newtext_000->setTopLine(10);
getBottomLine() 関数の説明
- 書式
- long getBottomLine()
- 機能
- 現在表示中の最下段の行を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 表示中の最下段の行
- 注意
-
- サンプル
-
//現在最下段に表示されている入力文字列の行を取得します。
long line = newtext_000->getBottomLine();
setBottomLine() 関数の説明
- 書式
- long setBottomLine(long line)
- 機能
- 現在表示中の最下段の行を指定します。
- 処理
-
- 引数
-
- 返値
- WS_NO_ERR= 正常、それ以外はエラー。
- 注意
- 表示行数の関係から、最下段に届かない場合は
近い行でとまります。
- サンプル
-
//最下段に表示すべき入力文字列の行を指定します。
//たとえば、11行目を最下段にスクロールさせたい場合は次のように指定します。
newtext_000->setBottomLine(10);
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