WfMCは、ワークフローエンジンが持つべき外部プログラミングインタフェースに関する仕様をインタフェース2 & 3 として標準化しています。このインタフェースには、クライアントアプリケーションとワークフローエンジンとのインタフェースが含まれています。
クライアントアプリケーションは、人間による操作が必要なアクティビティにおいて、ユーザの操作を受け、プロセスを進捗させるソフトウェアです。ワークリストを通じて、以下のようにエンジンとやりとりします。
- クライアントアプリケーションが、ユーザにワークリストを提供します。
- ユーザが、ワークリストからワークアイテムを選択し、必要な操作を行います。
ワークアイテムハンドラを使用して、クライアントアプリケーションがエンジンにユーザの操作の完了を通知します。
Nauticaは、クライアントアプリケーションの実装例としてサンプルアプリケーションを提供しています。
ワークアイテムハンドラ |
Nauticaは、ワークフロー参加者に、それらが割り当てられたワーク情報へのアクセスを提供するインタフェースとして、ワークアイテムハンドラを提供しています。
ワークアイテムハンドラの主な機能を以下に示します。
- ワークアイテム関連機能
- ワークアイテム一覧の取得
- ワークアイテムの取得
- ワークアイテムの完了通知
- ワークアイテムの解放通知
- ワークアイテムの属性の取得
- ワークアイテムの属性の割り当て
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ワークフローエンジンハンドラ |
Nauticaは、プロセスインスタンス・アクティビティインスタンスへのアクセスを提供するインタフェースとして、ワークフローエンジンハンドラを提供しています。
ワークフローエンジンハンドラの主な機能を以下に示します。
- プロセス状態関連機能
- アクティビティ状態関連機能
- プロセス制御機能
- プロセスの生成
- プロセスの開始
- プロセスの強制終了
- プロセスの状態の取得
- プロセスの状態の設定
- アクティビティ制御機能
- アクティビティの状態の取得
- アクティビティの状態の変更
- アクティビティの属性の取得
- アクティビティの属性の割り当て
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ワークフローサービスマネージャ |
Nauticaは、ワークフローエンジンに対する総合クライアントインタフェースとして、ワークフローサービスマネージャを提供しています。
ワークフローサービスマネージャの主な機能を以下に示します。
- 接続機能
- ワークフローエンジンとの接続
- ワークフローエンジンからの切断
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